スポーツフォーラム21

スポーツフォーラム21の概要

スポーツフォーラム21は、スポーツ医学やスポーツ関連の健康科学に焦点を当てた学際的なフォーラムで、医療関係者、トレーナー、研究者、コーチ、アスリート、その他の専門家や関心を持つ個人が集まり、スポーツと健康に関連する最新の知識や研究を共有し合う場です。

このフォーラムは、スポーツ医学の分野での情報交換、協力、教育、啓発を促進し、スポーツ関連の健康問題に対処するために設立されました。

スポーツフォーラム21の概要は下記の通りです。

スポーツフォーラム21では、スポーツ医学や健康に関する最新の情報や研究成果が共有されます。これにより、医療従事者やスポーツ関係者が最新の治療法、トレーニング方法、栄養戦略などについて学び、実践に活かすことができます。

このフォーラムは異なる分野からの専門家が交流する場でもあります。医師、理学療法士、栄養士、トレーナー、スポーツサイエンティスト、研究者などが集まり、異なる視点から問題を検討し、新しいアイデアを共有します。

スポーツフォーラム21は、アスリートの健康とパフォーマンス向上をサポートする重要なプラットフォームとして機能します。アスリートやコーチは、専門家からアドバイスを受け、トップパフォーマンスを発揮するための最適な方法を学びます。

スポーツフォーラム21は、スポーツ医学や健康科学の研究と科学的な進歩を奨励します。研究者は自身の研究成果を発表し、他の研究者との協力を促進します。

スポーツフォーラム21は、一般の人々や地域コミュニティに対するスポーツと健康に関する啓発活動も行います。健康なライフスタイルの重要性やスポーツの楽しさを広める役割を果たします。

スポーツフォーラム21は、スポーツ関連の医療、研究、教育、コミュニティ活動を統合的に支援し、スポーツと健康に関する幅広い問題に取り組むプロフェッショナルとアマチュアの交流の場として非常に重要な存在です。

このフォーラムは、スポーツと医療に関心を持つ人々が、職業やバックグラウンドにかかわらず、お互いの知識を共有し合う場です。

参加者は、スポーツ選手の怪我に対する医療現場での診断と治療法、競技現場でのトレーニングとコンディショニング方法、パフォーマンスの分析と実践、さらには各スポーツ競技の楽しみを、単に講演を聴くだけでなく、自分自身が日常的に考えていることや疑問に思っていることを共有し、積極的に討論する場です。

このフォーラムの目的は、単なる講演を受けるだけでなく、参加者自身がアイデアを出し合い、討論に参加し、知識を高め合うことです。そのため、参加希望者は、既存の参加者からの紹介を通じて参加することが原則となり、セミクローズドな形式を採用しています。

私たちは、参加者がこのフォーラムを通じて人間関係を築き、選手たちが安心して競技に専念できる環境を促進し、共に築いていけることを願っています。

1990年に開院した昭和大学藤が丘リハビリテーション病院は、開院当初から多くのスポーツ選手が単身またはトレーナーと一緒に来院し、当院独自のアプローチに基づいた画像診断、運動療法、手術療法などを受け、スポーツ復帰が可能となりました。

この過程で、選手の治療とコンディショニングを通じて、選手、監督、コーチ、トレーナーからの専門的な意見を聞く機会があり、医療チームは基礎研究に基づいて運動療法や手術方法を改善し、現場の要望に応えてきました。

しかし、スポーツ医学の概念が広まったにもかかわらず、医療チームと競技現場の間には考え方の違いがあり、選手の治療から復帰までのプロセスがまだ完璧ではありませんでした。特に、スポーツ選手が故障せず、また故障しても早期に競技に復帰できるようにするには、選手の地域で必要な治療を受けることが重要です。

このような治療を実現するために、医療チームと競技現場はお互いの立場を理解し、各専門家の得意分野を活用し、整形外科医、理学療法士、アスレティックトレーナー、選手、指導者が職種を超えて協力し、知識、技術、考え方を共有し、向上させる必要がありました。

そこで、10年間にわたるスポーツ選手への治療支援の経験を踏まえ、特に「野球」を中心に、率直な議論や情報交換ができる場を提供するために、このフォーラムが設立されました。このフォーラムは、お互いの顔が見える集まりであり、選手たちのスポーツ活動をサポートし、共に成長するための場として設立されました。

スポーツフォーラム21　代表世話人　筒井廣明氏
スポーツフォーラム21事務局昭和大学藤が丘リハビリテーション病院スポーツ整形外科教授・筒井廣明氏